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各部門紹介
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素材・在庫管理部門
製品素材として、ステンレスのメイン鋼種であるSUS304を主とし、総ストック量約5,000トンを常時保持しています。そのサイズは板の厚さ1.0mm~120mmまで、最大幅、最大長さ3,200mm 8,100mmまでのものがあります。それら素材の板1枚1枚をバーコードで管理しており、読み取ることによってメーカーやサイズの情報を瞬時に知ることができるようになっています。
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素材切断部門
製品を切断するにあたって、板の厚さが25mmまで可能な「レーザー切断」をはじめ、板の厚みが最大で120mmまで切ることのできる、「ドライプラズマ切断」、さらに水槽内で水に浸しながら切ることで熱応力を減らすことのできる「水プラズマ切断」があり、ステンレス材料から任意の形状で切り出します。鋸刃(バンドソ-)という、のこぎりのような形状でステンレスを切断する方法です。シャーリングという切断方法もありハサミのようなものでステンレスを切る剪方法です。
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矯正・曲げ・研磨作業部門
矯正とは、それぞれ100~500tの加圧をかける事の出来るプレス機を使用して、切断製品の反り・うねり・ねじれを上下両面から高い部分を押すことによって真っすぐな状態にする作業をいいます。この作業を行うことで、曲げ・削り・穴あけ・溶接といった作業がしやすくなり、より良い精度を出すことができます。
研磨とは、材料表面を荒い順に磨きかけることで、指定された表面の粗さまで磨き仕上げる作業のことです。
曲げ加工とは、素材を下型の上にセットし、上型で圧力をかけて押す加工をいいます。指定された角度、形状に作り上げます。 -
加工・製造部門
一般的な5面加工の門型マシニングから最新の5軸マシニング/5軸複合機の高精度切削加工機と、10mを超える加工ができる2テーブル式の大型中ぐり盤を保有し、台数、加工ワークサイズともに宮城県、東北、日本でトップクラスの設備持っております。加工が難しいとされる難削材(ステンレス等)を主に、お客様の要求品質に高い技術力でお応えし、大変嬉しい評価を頂いています。
受注のほとんどが一品物のため、マシニングオペレーターは決まった作業手順に基づいたワークのセットを行うのではなく、どのようにワークをマシニングにセットするか、どのような条件で加工するか、を常に考えていく達成感を感じることのできるような作業です。 -
品質検査部門
品質検査とは、お客様の要求通りの品質を保証する部門です。お客様から頂いた図面を基に社内で製作を行いますが、その製品が要求された図面通りに出来ているかを専用の測定工具(コンベックス、マイクロメーターノギス、3次元測定機)を使用して計測を行い、間違いないかを確認します。
製品の傷、汚れなどの見た目も重要で、お客様からの要求を満たしているかについて目視確認を行います。限度見本と呼ばれるサンプルを参考に、良・不良を判定していくケースもあります。実際に体を動かして測定を行う作業の他に、パソコンを使用しての資料作成も行います。 -
リークテスト部門
リークテストとは真空装置における気体漏れの有無を確認する試験方法です。ヘリウムリークディテクターという装置と全ての穴を塞ぎ密閉状態にした製品を繋ぎ合わせ、ヘリウムガスを流し込むことにより漏れの量や場所の特定をすることができます。ヘリウムリークテストは漏れの検査の中でも感度的に最も優れ、微少な漏れに対しても短時間で精度よく検査ができることが特長です。
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仕上げ・梱包部門
仕上げとは、機械加工だけでは仕上げきれない加工箇所を、手作業で電動工具を使用し磨く作業です。真空部品に必要なシール面(ゴムの当り面)を、治具等を作成し、工具や道具を利用しながら仕上げを行います。
梱包とは、部品や製品の表面を、溶剤を浸み込ませたウエスで拭き上げ作業を行い、汚れやシミが無い状態にすることです。大事な部分には養生テープやカバー等で保護をして、部品・製品内部にゴミなどの不純物が入らない様にラップとエアキャップの2重梱包を行い、出荷します。 -
電解研磨・精密洗浄部門
電解研磨とは、電解液と呼ばれる酸性の液体を使用した研磨方法のことです。光沢を出したい金属製品に電気が流れやすい銅板を付け、電解液に浸した後に電流を流すことにより、銅板を付けた場所の金属表面が溶けて光沢のある表面に仕上げます。
精密洗浄とは、部品や製品、半導体などの表面の目には見えない付着物や残留物を取り除き、微粒子やイオン状物質を問題とならないレベルまで除去する洗浄のことをいいます。 -
製缶・溶接部門
製缶とは、ステンレスや鉄といった金属を切断品、曲げ加工品を溶接して立体的に組み上げる技術をいいます。職人が手作業で行うため、技量によって品質が異なります。
溶接とは、2つの金属製の母材を高い電圧の電気などを利用して加熱し、接合する部分を溶融した後に2つがくっついた状態で冷やして固まらせ、接合させる方法です。製品により、接合部に溶加材を加えて2つの部材を1つにする溶接をすることもあります。 -
生産技術部門
生産技術ではお客様から支給される製品の図面/CADデータを基に立体的な図面や平板の図面から各部門で作業が出来るレベルまでにバラシ(分解)を行い、一つ一つの部品を社内で作図しております。設計した図面を使用し素材切断プログラム、加工プログエラムのCAM作成を行い、各部門に指示を出しお客様のご要望の寸法通りの製品作りを行います。図面の寸法精度を出すために、加工手順を考慮し、適切なプログラムを作成して各部門に作業を指示します。
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営業部門
営業は、お客様に加工技術や製品を提案して契約を交わし、生産技術部門や各部門を繋いでご要望に応える仕事です。お客様のニーズに対応するだけではなく、問題解決に向けて情報提供・分析をしたり、新たなサービスを提案したりすることも重要です。また、困難な案件であっても、各部門の技術者と話し合い、よりよい解決方法を探ってお客様に満足していただけるよう努めます。コミュニケーション能力はもちろん、調整力、交渉力、お客様や仕事に対する誠実さなどが求められます。